
新車が安く買える時期ってあるの?

1年を通し新車が安くなりやすい時期があるんだ。
では、新車が安くお得に買える時期を紹介していくね。
もくじ
新車が安く買える時期は年間4回!
車の購入は、大きな額の買い物であるため、普段の買い物とは違い慎重に考えていきたいものです。
高額な買い物なだけにできるだけ安く購入したいと思うところでしょう。
そこで、ディーラーや販売店の事情、消費者の動きと合わせて、車が安くなりやすい時期について紹介していきます。
1年を通じたディーラー、販売店の動向を押さえ、お得に車を購入していきましょう。
実際、新車が安く買える時期は年間を通して4回あります。
その時期はこちら。
- 決算期の2月と3月
- 中間決算期の9月
- ボーナス期の6月、7月
- 12月のボーナス・年末商戦
では、それぞれを説明していきます。
新車は決算期の2月と3月が一番安い!
自動車メーカーでは、1年間の売り上げ目標を設定しています。
決算月になると、メーカーは株主に対して少しでも良い業績を報告しようと、売り上げ目標をピークに持ってきます。
目標達成に向けて、販売店やディーラにノルマを課します。
そのため、決算期となる3月やその前月である2月には、目標達成に向けて販売店やディーラーで大幅な値下げや追加のサービスを行ってきます。
なので、この時期が1年の中で一番車を安く購入できる可能性が高いと言われています、
ただし、車の購入には様々な手続きや点検整備があり、納車まで時間を要するため、3月になってから手続きを開始していては3月中の納車に間に合いません。
4月以降の納車になるのであれば、売り上げは来年度分として計上されてしまいます。
そうなると、あなたの契約を取る優先度が下がってしまい、値下げやサービスをしてもらえる可能性が低くなってきます。
決算期に大幅な値下げをしてもらい購入したいと考えている方は、1月中旬くらいから販売店やディーラーに足を運んでおき、2月初旬には契約するつもりで車の確認や交渉を始めておくと良いでしょう。
中間決算期の9月もねらい目
次に車が安くなりやすいと言われているのが9月です。
これは中間決算の時期にあたるためです。
この時期も2月、3月の決算期と同様で、販売店やディーラーが上期の売上を高く終わらせたいと考えているためです。
なので、9月の決算を狙うのであれば、余裕を持って8月中旬には販売店やディーラーへ足を運ぶようにしましょう。
そして、9月に入ったら、いよいよ価格交渉開始です。
他社の見積もりを引き合いに出しつつ、値引きを交渉していきましょう。
ただし、年間を通してみると9月の決算期もかなり安く購入できる時期とはいえ、年度末の決算の方が重要視されることが多く、2月や3月ほどの値引きは期待できません。
なので車の購入を急いでないのであれば、3月の決算期まで待ってから購入することをお勧めします。
ボーナス期の6月、7月がチャンス
一番車が安くなりやすいのは、販売店やディーラーの業績に関わる決算期になります。
ではその他の時期で車が安くなりやすいのはいつなのか?
それは、消費者側の購入意欲が増す時期です。
6月、7月に支給されるボーナスを資金に新車を購入したい、夏休みは新車で出かけたい、などの理由で新車が売れます。
販売する側も新車を売りやすく、メーカーや販売店単位で売り込みをかけてくるので、新車の値引き幅を大きくしてくるの傾向があり、購入するチャンスと言えます。
更に販売店やディーラーはボーナスフェアを開催し、購入を決断しやすい状況を作り出してきます。
なので、ボーナス時期は他の月に比べ大幅な値引きを受ける事が出来るのです。
12月のボーナス・年末商戦を利用する
この時期もディーラーや販売店は、12月のボーナス・年末商戦・歳末セールを見込んで、11月下旬から値引きキャンペーンを展開し売り込みに力を入れてきます。
また、一年の締めにもあたる12月は、ディーラーや販売店の目標販売台数が多めに設定されている月となっています。
つまり、店舗や社員ごとに決められているノルマが、他の月と比べても非常に大きいということです。
そのため、年内に軽自動車は軽自動車協会、普通車は陸運支局への新規登録を済ませるために、多少大幅に値引きをしても売ってしまいたいというのがディーラーや販売店側の正直なところ。
そのタイミングをうまく狙うのが、歳末セールでお得に購入するポイントです。
ただし、車は購入後、すぐに登録されるわけではないため、比較・検討はなるべく早めに開始するのがおすすめとなります。
事前に購入予定の車を検討しておき、歳末セールが始まったらすぐに交渉を開始し購入する、くらいのスタンスで考えておきましょう。
新春初売りセールの値引きは?
一般的に、年末に車を購入し新車で新年を迎えたいと思う人が多いため、1月は一年の中でも特に売り上げの少ない時期となっています。
それをカバーするためにも、各ディーラーや販売店では新春セールが行われます。
台数限定ではありますが、いろいろなオプションがフル装備となっていたりと、非常にお得な価格で販売されることがあります。
しかしながらオプションが多数付いている分、車両そのものの価格が高くなってしまっていることが多く、不要なオプションのために購入価格が高くなってしまうケースがあります。
もともと購入予定していたグレードやオプションが付いている場合はお得感があるかもしれませんが、そうでない場合は他の安い時期に購入した方が良いと言えるでしょう。
新車を購入するときの値引きの相場はどれくらい?
まずは、新車を購入するときにどれくらいの値引きが可能なのか、相場を知っておく必要があります。
メーカーや車種、販売店によっても値引きしてくれる額が変わってきます。
無理な値引き額を提示して交渉決裂ということがないよう、事前に相場を確認しておきましょう。
値引き額は、選んだ車の種類や購入する時期などによって大きく異ってきますが、基本的には車両本体価格の5〜15%が相場の目安となります。
まずは、車両本体の価格の10%程度を引いた金額で購入可能かどうか、交渉してみましょう。
一般的に、車両本体価格が高い高級車の方が値引き額は大きくなります。
一方、車両本体価格がもともと安い軽自動車やコンパクトカーなどは値引き額が小さくなりがちです。
また、人気車種やモデルチェンジ直後の車も値引き額が渋くなります。
モデル末期の車は、大幅値引き、本来追加オプションが標準装備化していたりとお買い得感満載となることが多いので、新型にこだわりのない方であれば狙い目と言えるのかもしれません。
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車を月初に購入し自動車税対策
車の所有者には必ず自動車税の支払い義務が発生します。
自動車税は、車を購入した翌月からが課税対象となり、この税金のルールを理解していると少し節税することができます。
つまり、月初めに車を購入すればまるまる1か月分自動車税を支払うことなく車を使用することができるのです。
一方で、月末に購入すると翌月からすぐに自動車税を支払わなければならないため、月初めに購入したほうが、多少なりども税金対策となります。
特にエンジンの排気量が大きな車は自動車税が高額となるため、その効果も大きくなります。
車の購入を検討する際は、車本体の購入金額だけでなく、このようなお金のことも事前に把握しておくと更なる節約につながります。