

ローン会社によって金利や特徴も様々だから、自分の返済方法やライフスタイルに合ったローン会社を選択するべきだね。
では自分に合ったローン会社の見つけ方を詳しく紹介していくね。
車を購入するために、オートローンを検討している方もいるのではないでしょうか。
しかし、オートローンには多くの種類があるため、「それぞれのローンってどう違うの?」「どれを選べばよいの?」という方もたくさんいるでしょう。
そこで本記事では、オートローンの種類ごとの特徴や金利について詳しく解説します。
オートローンの組み方や選ぶ際のポイントも紹介しますので、ローンを組んで車を購入するときの参考にして下さい。
もくじ
オートローン(自動車ローン)とは?
自動車を購入する際には、購入金額を現金一括で支払うのではなく、ローンを組むケースも多いでしょう。
オートローンは、銀行や販売店が提供しているオートローンを活用するのが一般的です。
新車や中古車の購入時だけでなく、車に関することなら他の用途でも適用されることがあります。
オートローンの対象となる主な用途は次のとおりです。
- 新車または中古車の購入
- 車の修理や点検整備
- 車検、運転免許の取得
- バイクの購入
運転免許の取得や、突然の不具合などで高額な修理が必要になった場合にも、オートローンを利用できるので覚えておきましょう。
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オートローンの種類
ではオートローンの種類について紹介していきます。
主には以下の3つのローンがあります。
- 金融機関のオートローン
- ディーラー(信販会社)のローン
- 一般的な自動車の購入などに利用できるローン
ではそれぞれの特徴を説明していきます。
金融機関(銀行系)のオートローン
銀行系マイカーローンの主な特徴について紹介しましょう。
自動車ローンでいちばん気になるポイントはなんといっても金利です。
金利は自動車ローンそれぞれで異なりますが、銀行系マイカーローンは1%台後半~4%、ディーラーローンのフルローンは3~6%、残価設定ローンは2~5%くらいが相場になっており、総じて銀行系マイカーローンが低い傾向にあります。
なお、マイカーローンは新車も中古車も金利は同じですが、ディーラーローンで中古車を購入する場合、新車よりも高い金利が適用されるケースが多くなっています。
ローンの支払い方法では、銀行系マイカーローンは繰上返済などにも柔軟に対応できるのに対し、ディーラーローンは繰上返済ができなかったり、回数に上限があったり、可能な場合も手数料を取られることがあります。
次にクルマの所有者についてです。
銀行系マイカーローンの場合、クルマは購入した時点で本人のものになるため、すぐに買い替えたり、売却することも可能です。
一方、ディーラーローンはローンを完済するまではディーラーに所有権があります。
そのため、返済途中に買い替えや売却を行いたい場合、面倒な手続きが必要になることがあります。
ディーラー(信販会社)のローン
ここまでの特徴を比較すると、銀行系マイカーローンのメリットばかりが目立ちますが、ディーラーローンにはディーラーローンの良さがあります。
そのひとつが手続きの簡便さです。
ディーラーローンの場合、クルマを注文してローンを組むまでの一連の手続きをすべて販売店にてワンストップで行うことができます。
一方、銀行系マイカーローンの場合、販売店でクルマを注文したあと、本人確認、収入確認、見積書などの書類を揃えて、あらためて銀行に出向かなくてはなりません。
また、ローンを組めるかどうかの可否や金利を決める審査についても、ディーラーローンに比べて銀行系マイカーローンは手続きに時間がかかり、厳しい傾向が見受けられます。
これらの特徴から、金利や支払い方法の柔軟さで選ぶなら銀行系マイカーローン、手続きの簡単さで選ぶならディーラーローンといえそうです。
一般的な自動車の購入などに利用できるローン
車を購入する際には、使用目的を車の購入に限定しない「一般的なローン」も利用できます。
ただし、金利や審査難易度がそれぞれのローンによって異なるため、事前にしっかりと確認しましょう。
ローンの特徴を理解して、自分に合ったものを選ぶのが大切です。
車の購入には、資金の使用用途を限定しない「フリーローン」や「カードローン」を利用するという方法もあります。
銀行などで取り扱われている個人向けのフリーローンなら、事業や投資以外であれば使用目的は自由です。
カードローンは銀行やクレジットカード会社・消費者金融会社などが扱っており、専用のローンカードを利用して借り入れができます。
ローンの種類によって特徴は異なるため、事前にしっかりと調べることが大切です。
一般的にローンの金利は、銀行・信販会社・消費者金融会社の順で高くなります。
会社や商品によっても幅があるので、比較検討してみてください。
最終的に返済プランや金利を考慮して、自分に合ったローンを選ぶようにしましょう。
自動車ローンを選ぶポイント?
自動車ローンを選ぶ際に注意しておきたいポイントについてご紹介します。
上限金利と保証料
一般的に自動車ローンの金利は1.5~3.5%のように幅を持たせて記載されていることがほとんどです。
これは審査結果に応じて金利が変わるということを意味しています。
なので金利を比較する場合は、高いほうの金利(上限金利)で比較するようにしましょう。
また、ローンによっては金利のほかに保証料が発生する場合があります。
保証料が表示の金利に含まれているのか、金利とは別にかかってくるのかは重要なポイントです。
事前にしっかり確認しておきましょう。
固定金利と変動金利
車のローンの金利には、変動金利と固定金利があります。
変動金利は、そのときどきの金利動向に合わせて適用金利が変わるもので、固定金利は借りたときの金利が返済期間中ずっと適用されるものです。
一般的には、これから金利が下がっていくと予想される局面では変動金利、金利が上がっていくと予想される局面では固定金利を選ぶのが合理的といえます。
金利引下げ・キャンペーン
銀行系マイカーローンの場合、その銀行で他のサービスを利用していると、金利が下がることがあります。
また、ディーラーローンの場合、期間限定で金利を下げるキャンペーンを行っている場合があります。
せっかくの低金利のチャンスを利用しない手はありません。
事前にホームページ等でお得な制度や、低金利キャンペーンがないかチェックしておきましょう。
保証料と繰り上げ返済手数料を確認
自動車ローンでは、金利以外にも保証料や繰り上げ返済手数料などがかかる場合があります。
保証料が金利に含まれているのか、別途必要になるのかを確認するとよいでしょう。
ある程度お金が貯まったときに繰り上げ返済をする場合があります。
繰り上げ返済の手数料がどのくらいかかるのかは、ディーラーや金融機関によって違ってきます。
これについても、事前に調べておくようにしましょう。
頭金はできるだけ準備しよう
車のローン(カーローン・オートローン)は、できるだけ少ない金額を短い期間、低い金利で借りたほうが返済の負担は軽くなります。
逆に、大きな金額を長い期間、高い金利で借りたほうが返済の負担は重くなります。
利息の負担を考えると、一括払いで購入するのが最も有利な買い方です。
全額が無理な場合は、一部を頭金として支払い、残りの金額をローンで支払うことができます。
購入に必要な金額を全額借りるフルローンにする場合は、多く借り過ぎないように注意しましょう。
毎月の返済額が同じでも返済期間を長くすれば、多く借りることができてしまうので、高い車種を選んで借り過ぎると、利息の負担が重くなります。
借りるときには必ず審査がある
車のローンを利用するためには、借入先のディーラーや金融機関でローンの申込書を書き、以下の書類を提出して借入の審査を受けなければいけません。
- 運転免許証や健康保険証などの本人確認書類
- 源泉徴収票や確定申告書などの年収を確認できる書類
- 車の契約書などの使い道を確認できる書類
車のローンは、「お金を借してもらう」行為なので、借りるときには当然審査があります。
審査は、年齢、勤続年数、年収などが対象になり、他のローンの状況も加味され、借りることができる金額の上限が変わってきます。
車を買ってローンを組もうと思っても、他のローンの状況や収入によっては、審査に通らないこともあります。